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疑問解決!Q&A

クロレートの使用事例

ここでは皆さまの質問にお答えします

使用について

Q1. クロレートには「SL(水溶剤)」と「S粒剤」の2種類がありますが、
  どのような使い分けが必要ですか?

クロレートの成分である塩素酸ソーダは、根部だけでなく茎葉部からも吸収され、その強い酸化作用により雑草を枯殺します。
SLは水に溶かして、一般的にはノズルの付いた散布機を用いて散布する剤型です。従って、薬液は雑草の葉・茎にかかりますし、土壌に落ちた薬剤は地中に浸透し雑草の根から吸収されます。つまり土壌だけでなく茎葉部からの薬剤吸収もあることから、比較的速やかに効果発現が見られます。 (数日で効果が発現し、7~10日で雑草を枯殺します。) 反面、水と散布機具 (ジョロでも可) が必要なため、水の入手困難なところでは散布出来ず、作業としては手間が掛かります。また薬害の観点から、散布に使用した機具もしっかり洗浄しておく必要があります。

S粒剤は直接土壌に散布する剤型です。つまり、有効成分は土壌中に浸透し、根部からの吸収のみで雑草に作用していくことになります。その為SLに比べ効果の発現が遅くなり、通常効果の発現には散布から10日~15日を要します。さらに土壌の水分が少ない場合、薬剤が土壌に浸透しないため、乾燥が続いた状況下においては、粒剤散布後の散水が効果的と言えます。しかしながら粒剤は、手散布が可能であることから、SLに比べ作業性としては非常に簡便です。

Q2. クロレートはどの様な時期に散布すれば良いですか?

これは多くの除草剤について言えることですが、植物体の栄養吸収が旺盛な時期、つまり雑草生育初期から中期が最も効果が出易い時期といえます。クロレートの有効成分である塩素酸ソーダは、植物体に吸収されるとその強い酸化作用により、植物体を枯殺していきます。要するに、植物体の栄養吸収が旺盛な時期であれば、薬剤も速やかに吸収されますので、効果が出易いことになります。逆に、生育が終息する時期においては、薬剤吸収も少なくなることから、効果が低くなります。また、雑草が大きくなってからの処理は撒きムラの原因にもなりますので、雑草が小さい時期の散布をお勧めします。

Q3. 雨の後と前では、どちらの散布が効果的ですか?
  また対処法はありますか?

降雨後の散布については、水が溜まっている場所ではない限り使用可能です。S粒剤は乾燥した状態では、粒がなかなか崩壊せず、有効成分が地中に浸透していきません。降雨後の散布であれば、土壌表面が湿っており容易に粒が崩壊し、有効成分が速やかに地中に浸透することから、効果を得やすくなります

降雨前の散布はしとしと雨程度であれば乾燥時よりも粒が速やかに崩壊し、効果が早く発現する利点もあります。しかし、雨量によっては処理した所に水が溜りクロレートの有効成分である塩素酸ソーダが水に溶けてしまう、また粒剤のままで流されてしまうこと等、効果不足や薬害の原因となる可能性があるため、降雨後の散布をお勧めします。

Q4. 散布前に草刈りをした方が良いですか?
  対処法はありますか?

草刈りをして散布するかどうかについては、散布場所の最終的な見た目の問題かと思います。草が生えている状況で散布した場合、雑草は立ち枯れの状態になります。従って、ある意味除草効果が明確にはなりますが、見た目は悪くなります。

草刈りをして散布した場合、効果としては新たに生えてくる雑草がその都度枯れていくことになりますので、見栄えは綺麗です。また、生育初期の処理に相当しますので高い効果が得やすいと言えます。しかし、クロレートの残効は2ヶ月程度ですので、予め何時の時期まで雑草発生を抑えるかを計算の上、草刈り及び薬剤の散布時期を設定することが必要です。(見栄えを選ぶなら草刈り後に薬剤散布、見栄えと残効の両方を考えるなら草刈り後雑草が発生してから、手間を掛けたくないなら草刈前散布というように、除草目的や効果期間等を考慮して散布時期を決めて下さい。)

Q5. 上手な使い方はありますか?

緑地管理場面に使用する場合、以下の点に留意下さい。
 ・最も高い除草効果が得られる雑草生育初期~中期に使用して下さい。
 ・散布後、大雨が予想される場合には散布を避けて下さい。
 ・大きな株のススキに使用する場合には、株元にスポット散布して下さい。
 ・S粒剤については、乾燥状態が続いた場合、粒が崩壊せず土壌中に有効成分が浸透して
  いかない場合があります。乾燥が続く際には、粒剤散布後の散水をお勧めします。

技術面、安全面について

Q1. クロレートはなぜ草を枯らすことが出来るのですか?

クロレートの有効成分である塩素酸ソーダの強力な酸化作用により雑草を枯殺します。有効成分が植物体内に吸収されると、生体内のあらゆる物質と結合し、酸化作用により正常な生理反応を阻止、最終的には植物体を枯殺します。

Q2. クロレートを素手で散布してしまいましたが、大丈夫ですか?また対処法はありますか?

クロレートの安全性は高く、毒性の分類では“普通物”に該当します。しかし、クロレートは試験の結果、皮膚に軽度の刺激性があることが認められており、素手で作業することは認めておりません。散布にあたっては、農薬用マスク、手袋、長袖・長ズボンなどの作業着を着用し、皮膚に直接触れないように注意して下さい。また、誤って皮膚に付いた場合、直ちに水で洗い流した後、石鹸でよく洗い落として下さい。

Q3. クロレートS粒剤を散布後、近くに生垣がある事に気付きました。対処法はありますか?

このような場合、散布した表面土壌を除去することが得策です。その際には表面から20cm位までの土壌を除去すれば十分かと思います。尚、二次被害を避けるために、取り除いた薬剤の入った土壌の処理には十分注意して下さい。また、クロレートは酸化剤である為、石灰などの還元剤と混和すると、中和作用により効果を抑えることができます。しかし十分に混和し完全に中和することは難しく、土壌を除去した方が確実と思われます。

Q4. クロレートS粒剤を間違って果樹の下草に散布してしまいました。対処法はありますか?
  また、果樹が枯れずに残った場合果実は食べられますか?

クロレートは酸化剤であることから、石灰等の還元剤を混和すれば分解を促進することは可能です。しかし上述(Q3)の理由により、被害を少なくするには土壌を除去したほうが確実と考えます。尚、クロレートは一般的に樹木の幹の太さが人間の手首の太さ以上であれば、落葉や落果があっても樹木自体が枯れるまでには至らないと言われています。残効期間も短いことから散布から6ヶ月経て大丈夫であれば、枯れることはないと思われます。 しかし、散布量・土壌条件によっては、大きな薬害に発展する可能性が十分に考えられますので、果樹はもちろん有用植物の周りには決して散布しないで下さい。 薬剤処理後、枯れずに果実をつけた場合は、その果実には薬剤は含まれていない可能性が高いと考えられます。(薬剤処理時に既に実をつけていた場合は、葉などに影響がまだ出ていなくても薬剤が移行している可能性があります。)クロレートは植物体内で速やかに分解され塩になります。また、成分自体も“普通物”に該当し安全性は高いのですが、農薬登録上、果樹場面での適用がないことから本剤を用いることは出来ず、従って実った果実についても出荷することはできません

Q5. クロレートの有効期限切れの在庫があるのですが、処分方法を教えてください。

農薬使用基準では期限切れの薬剤は使用しないよう努めることが定められています(現時点では使用した場合の罰則規定はありません) 処分する際には、産業廃棄物として処分することになります。しかし、クロレートは劇物であることから、容易に受入れてくれる機関がない可能性があります。その場合、当社で処分することも可能ですのでご相談ください。 (有料となる場合があります。)

Q6. クロレートS粒剤散布後、草が枯れたので花壇を造ろうと思っていますが、大丈夫ですか?

草が枯れた直後の播種や定植は、薬剤が土壌中に残っている可能性もあり、難しいと言えます。クロレートを土壌に散布すると、徐々に分解され約3ヶ月で効果がなくなります。しかし、その後の影響を考慮すれば、薬剤散布後、次の播種や定植まで最低6ヶ月は期間を空けて下さい。薬剤散布後6ヶ月以上経てば播種や定植しても安全圏と言えます。(但し、適用範囲の薬量厳守の場合。適用以上の薬量での安全圏はこの限りではありません。)

Q7. 井戸の近くで使用しました。井戸水は大丈夫ですか?

薬剤が直接井戸の中に入らない限り問題はありません。クロレートは水に溶け易く土壌中に浸透しますが、水系に影響するような深さ(数m~数十メートル)まで浸透することはないので、地下水に影響を及ぼすことはありません。

Q8. 田圃や道路ののり面で使用しても大丈夫ですか?

田圃についてはクロレートS粒剤・SLともに水稲刈取り跡の適用があり、水稲刈取り後の時期には使用可能です。使用にあたっては、対象雑草を確認の上、使用量・使用時期を守ってお使い下さい。繰り返しますが、適用時期は水稲刈り跡のみです。作付け直前の散布は薬害を起こす可能性がありますので、田圃での使用時期は厳守願います。

のり面での使用も登録が有り可能です。但し、のり面で使用する際には、斜面であるため薬剤の流亡には十分気を付けて下さい。特に、大雨が予想される場合には散布は避けて下さい。散布直後の大雨は、表面にある薬剤を洗い流し、のり面下部の樹木に薬害を及ぼしたり、更に排水溝を通じて被害が広がることもありますので十分注意が必要です。

効果面について

Q1. クロレートS粒剤を散布したのですが、すぐには枯れません。どの位経過すれば効果が出てくるのですか?

効果の発現は土壌条件・気象条件・対象雑草により差がでます。クロレートS粒剤の作用性はその強力な酸化作用である為、植物体に吸収されれば比較的早く効果を発現します。通常効果の発現には散布から10日~2週間、効果の完成には約3週間~1ヶ月を要します。もちろん草種によってその期間は異なり、カヤ類などの大型雑草になれば効果の完成には2ヶ月を要すこともあります。

粒剤の特性上、散布後の土壌が乾燥している場合、粒が崩壊しない為、有効成分が地中に浸透することが出来ず、効果発現が更に遅くなる場合もあります。乾燥が続く場合には、粒剤散布後の散水が効果的です。

Q2. 草が枯れた後、どの位の期間効果が残っていますか?

草が枯れた後の効果というよりも、散布した時点からの効果持続期間を考慮頂ければと思います。クロレート剤の効果持続期間は散布から約3ヶ月程度です。従って、草が枯れてからの効果期間ということになれば、散布から1ヶ月経て草が枯れたのであれば、更に後2ヶ月程度は効果が持続すると言えます。しかし、効果の持続期間は、対象草種・薬量・土壌条件・気象条件によって異なります。一般的に3ヶ月程度とご理解下さい。

Q3. クロレートは一年生雑草や多年生雑草、竹類に登録があるようですが、得意な草種や苦手な草種はありますか?

クロレートは一般的に広範囲の雑草に対して効果を有します。一年生イネ科雑草・広葉雑草はもちろん、多年生雑草にも効果を発揮し、一般的な除草剤では効果が出にくいとされているススキなどのカヤ類(多年生イネ科雑草)やササにも高い効果を有します。 しかしSLの場合、葉茎部に付着しないと効果が出ないといった欠点があります。従って、イネ科の雑草など、葉面がつるつるしていて散布液が付着しにくい雑草については、効果がふれる場合があります。そのような雑草に対しては展着剤を使用することが望ましいと考えます。

一方、効果が低い植物としては木本科の植物が挙げられます。木本科植物とはいわゆる茎が木化していく植物を言い、一般的には果樹や雑潅木がこの分類に入ります。これらの植物でも、幹の大きさが細い場合(指の太さくらいまでの幼木)には効果を有します。しかし、幹が太くなり人間の手首程度になると殆ど効果を有しません。逆に言えば、幹が人間の手首より大きな樹木はクロレートの影響を受けないことになります。但し、これは土壌処理効果の場合であり、茎葉処理では直接茎や葉に薬液が掛かることから、薬害が生じますのでご注意下さい。

水稲稲取り跡場面での使い方

Q1. 処理タミングは稲刈り後の何時が良いですか?

水稲刈取り跡場面で最も効果の高い散布時期は、稲刈り直後の散布です。この時期ですと、稲刈りをするまで雑草に光が当たらないことから冬雑草が十分に生育しておらず、また多年生雑草の塊茎も地中深くには潜っていない状況にあります。また、雑草が小さく、また光が当り始めて急速に成長しようとするために水分、養分を吸収しようとしている時期でもあります。従って、クロレートの有効成分の吸収が容易であり、効果が出易い環境と言えます。更に、土壌表面もまだ湿っていることからS粒においても薬剤の土壌への浸透が容易と考えます。しかし、あまり水が溜まっている場合には有効成分が土壌深くまで浸透し濃度が薄まってしまい効果不足の原因となったり、場合によっては系外に流れ出す可能性もあることから、水稲刈取り直後の散布は必ず完全に落水してから使用して下さい。

Q2. 処理は耕起前と耕起後ではどちらが良いですか?
  また、先に処理した場合は、散布後どの程度間隔をおいて耕起出来ますか?

どちらでも効果に大きな差は見られません。 しかし、耕起する予定であれば、刈取り後直後に耕起後、薬剤を散布するか、また薬剤を先に散布した場合には、最低でも散布後20日間は耕起しないで下さい。薬剤散布して20日以内の耕起は、効果が不安定になりますので止めて下さい。

Q3. 石灰等アルカリ性資材の処理を行う場合、間隔はどの位必要ですか?

クロレートはいわゆる酸化物質であり、対して石灰等のアルカリ資材は還元物質ですので両方が合わさると中和反応によりクロレートの効果低下を引き起こします。従って、双方の同時及び短い間隔での使用はお勧めできません。両剤ともに効果を発揮する使用の間隔としては、最低でも20日間以上の間隔が必要です。

Q4. 畦畔雑草防除に使用できますか?

SLについては水田畦畔雑草対象に登録があり、使用可能です。現在畦畔進入雑草として問題になっている、イボクサ・アシカキ(サヤヌカグサ・コウキヤガラは不明)等にも効果があることが解っています。
しかし、S粒については登録を有しておりませんので、使用しないで下さい。

タケ防除場面でのS粒剤使い方

Q1. 雨の前と後では、どちらの散布が効果的ですか?

散布後、地表面が流されるような大雨が予想される場合は散布を避けて下さい。効果低下の原因となります。小雨程度でしたら散布しても構いません。逆に、散布後、長期間に渡り乾燥が続くと、薬剤が地中に浸透せず、効果が出ない場合があります。乾燥が続く場合には、散布後の散水をお勧めします。

Q2. 使用前にタケを刈った方が、効果がありますか?

使用前にタケを刈ることによって、効果が左右されることはないと考えます。薬剤を散布すれば、タケは枯れた後、立ち枯れ状態となりますので何れにせよ刈取ることになります。立ち枯れの状態での放置は火事の原因ともなり危険ですので、お勧めできません。そう考えますと、予めタケを刈り取って薬剤を散布することをお勧めします。事前にタケを刈り払った場合、合わせて地表の堆積物(タケの葉等)を除去してもらえばより確実に効果を得ることが出来ますし、タケノコの発生時期に刈り払って散布すれば、出てきたタケノコが大きくなることなく枯れていくことになりますので、見栄えも良いと思われます。

Q3. 隣の庭から侵入してきているタケへの対処法はありますか?

その都度刈り払うか、クロレートを用いるのであれば発生したタケの周りに薬剤を散布すれば、発生したタケは枯殺することが出来ます。しかし、隣のササまで根絶することは不可能ですので、恐らく翌年になれば新たに進入してくるものと予想されます。 尚、薬剤を散布すれば、若干は根を通じて近くのタケも枯れる場合もあります。近くのタケが有用植物として管理されている場合、被害を与えることになりますので、薬剤を使用する際には、近隣の環境に十分に注意して下さい。

Q4. タケ防除における使用時期と使用量は?

タケ防除の最も有効な時期は、タケノコが発生する時期です。この時期はタケの養分吸収が最も旺盛な時期ですので、合わせて薬剤も吸収出来、良好な効果を得ることが出来ます。従って時期としては地域及びタケの種類によって異なりますが、3月末~6月上旬になるかと思います。

処理方法としては、薬剤をより吸収させるために地表面の堆積物を除去し、可能であればタケを刈り払って薬剤を散布することが望ましいと考えます。薬量は、最大の60kg/10aが望ましいと思われます。そのほかの時期としては、秋口の散布をお勧めします。尚、夏の散布は、現在までの知見であまり効果がでないことがわかっていますので、散布は避けて下さい。

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